08 7/08 UPDATE
廃校となった小学校の校舎を建築家・荒木信雄がリノベーションし、この春に完成した吉本興業東京本部の新社屋。このユニークなプロジェクトをテーマに、文字や紙に造詣の深いアーティスト・立花文穂がアートブックを発表した。改修前から“入社式”まで約1年間に渡って何度も現場に立ち会い、立花自身が撮影した112枚の写真が収められている。
写真集のタイトルであり、荒木の建築事務所の名前でもある“THE ARCHETYPE”は、「原型」を意味する言葉。建物という外枠だけでなく、人々のコミュニケーションが生まれる場をつくる荒木の仕事を、立花は活字の母型から文字が生まれるプロセスに重ねてとらえている。
また、写真集の出版を記念して、東青山において7月10日から20日まで「THE ARCHETYPE (P.4-5) FUMIO TACHIBANA」展が開催される。プロジェクトで使われた図面や書類といった紙を利用して立花が制作したインスタレーションが展示されるとのことだ。
Text:honeyee.com
『THE ARCHETYPE (P.4-5)
FUMIO TACHIBANA』
限定1,000部 7,000円[税込]
発行:立花文穂プロ.
[問] 東屋
Tel : 03-5798-7510
「THE ARCHETYPE (P.4-5)
FUMIO TACHIBANA」展
東青山
東京都港区南青山6-1-6パレス青山1F
Tel : 03-3400-5525
7月10日(木)~20日(日)
12:00~20:00
月・火休
※こちらの商品はhnyee.Storeにて販売いたします。