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写真家の新津保建秀と複雑系科学研究者である池上高志による写真展「Rugged TimeScape」が3/12〜4/3まで、FOIL GALLERYにて開催される。

写真のみならず、音楽家やプログラマー、建築家と複数のプロジェクトを手掛けている新津保建秀。2001年より取り組んできた連作「Binaural-Scape」では、webネットワーク上の情報の流動を"第二の自然"と捉え、カメラという光学装置を通さない、新たな試みによる作品を制作。

また、池上高志は複雑系科学の研究活動のほか、05年にICC(NTT インターコミュニケーションセンター)においてテイラークエット流の生成装置を用いたインスタレーションを展示。06年にはYCAM(山口情報芸術センター)で、音の皮膜が視聴者のいる空間を縦横に移動するサウンドインスタレーション「filmachine」を、音楽家の渋谷慶一郎とともに発表。国内外で高い評価を得た。



本展では、新津保が撮影した光、煙、雲、森などのさまざまな流体運動の画像データと、池上が組んだ高度なプログラムの相互作用によって生み出される"テクスチャーの総体"を展示。さらには渋谷慶一郎＋evala両氏が制作したサウンドインスタレーションとともに構成する。また展覧会に合わせ、小冊子『Rugged TimeScape』（1000部限定）も販売。

Text:honeyee.com