10 6/23 UPDATE
奈良美智が陶芸作品を発表したり、村上隆がメディアで陶芸への傾倒を表明したり、最近、アート界では何かと陶芸が話題になっている。そんな風潮を知ってか知らずか、覆面キュレーター、サラ・スティットソン(ダジャレ)が企画したのが『The お皿ショウ~4人のPlate Painting~』だ。
参加した4人はと言えば、即興的でありながら示唆に富む表現によって欧米のアートシーンで注目を集める画家、五木田智央。グラミー賞受賞後もアバンギャルドな意欲作が続く音楽家、ジム・オルーク。東京の奥底に響くリズムを、現代的で強度のある写真で表現する写真家、塩田正幸。ゼロ年代以降、アメリカンカルチャーの表現者として確固たる地位を築く映画監督/写真家、ピーター・サザーランド。この濃すぎる面々が、5月のとある日曜、むさし野 深大寺窯に集結。素焼きの皿へ黙々と筆を入れていった。果たして未体験のメディアで4人はどんな表現を見せてくれるのか? この4人が選ばれた理由は? そして、4人だけでなくたくさんの現代アーティストが陶芸に魅せられる理由も、会場に足を運べば見えてくるのかもしれない。
Text:Takeshi Kudo (Rocket Company*/RCKT)
「The お皿ショウ~4人のPlate Painting~」
日時:6月24日(木)~7月8日(木)
場所:GALLERY TARGET
渋谷区神宮前2-32-10
問:03-3402-4575
入場無料