honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

イギリス・ブリストル出身の現代アーティストであるMitchell Grass（ミッチェル・グラス）は、 ゴミ業者で働く傍ら、込み上げる社会への怒りをぶつけるべく作品制作をスタートさせる。 廃材を用いて制作される彼の作品は "頽廃" をテーマとし、生んでは吐き捨てるような 大量生産・大量消費の腐りきった社会を痛烈に批判。 彼独特の世界観で、世の中へメッセージを発信し続けている。

大変な親日家でもあり、その作風はどことなく日本的なエッセンスが垣間見られる作品も多数見受けられる。 デザイナー倉石一樹、フラワーアーティストの東信との親睦も深く、両者に見出されアーティストとしての才能を開花させた。

作家自身、初の個展となる今回の展示会では、廃材を用いて制作されるインスタレーション 1 点と、 そのアイデアソースとも言えるドローイング原画10点が展示される。 また、今回の個展に併せ、ドローイング原画の作品がプリントされたTシャツが限定販売。ミッチェル自身か手作業で加工・加筆するなど、彼の作風をより身近に感じる事ができる作品に仕上がっている。 ミッチェルが放つ独特な世界観を是非体験して欲しい。

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