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1918年、香川県丸亀市に生まれた中川幸夫は、42年に池坊師範の伯母からいけ花を習い始めるも、51年に脱退。以降、個人のいけばな作家として活動を始め、多くのアーティストと交流をもちながら、独自の"前衛"いけばなの世界を追求してきた。その、花人・中川幸夫のエキシビジョンが原宿のフリースペースVACANTにて、1月15日より開催される。
日本の伝統生け花の世界から脱し、個人のいけばな作家として自らの道を切り開いた1951年から、今年でちょうど60年。今回の展示は、その作品に込められた彼の魂、その姿を追う。生け花とは見紛うほどに独創的で、大胆で、それでもなお儚く美しい。植物という生命あるものに、全身全霊をかけ対峙しながら生み出した作品たちは彼の姿そのものであり、つまりその全ては"self-portrait"でもあると言える。その作品に触れたすべての人が、彼の鮮烈なエネルギーを感じることが出来るだろう。
会期中は、中川幸夫の作品集が発行される他、関連企画として、高橋盾(UNDERCOVER)が中川幸夫のために製作したスーツの特別展示やTシャツなどコラボレーショングッズの販売、花・植物を題材として、実験的な創作活動を展開している東信によるワークショップの開催が予定されている。
text:honeyee.com
ひらけない拳 /1969/撮影:中川幸夫
海の耳 A /2000/ 撮影:中川幸夫
『yukio nakagawa "self-portrait" / 中川幸夫「自華像」』
会期:2011年1月15日(土)~30日(日)
休:月曜 / 13:00-20:00
入場料:¥500
「関連企画」
1. 高橋盾(UNDERCOVER)が以前に中川幸夫のために製作したスーツの特別展示
2. 花・植物を題材として、実験的な創作活動を展開している東信によるワークショップ
ワークショップ開催日時:1月22日(土)、23日(日)14:00〜 各回10名様限定(要予約)
参加費:¥3,000
*ワークショップの予約は近日受付開始します。
主催:NO IDEA、yukio nakagawa archives
協賛:AMKK(東信、花樹研究所)
協力:中川幸夫事務所、株式会社求龍堂、宮城県美術館、大野一雄舞踏研究所事務局(有限会社かんた)
[問] NO IDEA
tel:03-6459-2962
http://www.n0idea.com/