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旅する写真家として、その名を広く知られる三好耕三。頭の中にあるイメージに誘われるように旅を繰り返し、撮り溜めた作品の数々は、国内外でコアな支持を集めている。そんな同氏の写真展『1972～』が、東京・竹芝のギャラリーギャラリー916にて、8月30日（金）から10月12日（土）まで開催される。

本展では、1972年から1983年までのアメリカ滞在中に撮られたシリーズ「See Saw」や、
「Conservatory 温室」など現在にいたる写真群より、ギャラリー916のキュレーターである写真家、上田義彦が選んだ60点余りで構成。

被写体の気配や息遣いまでもが聞こえてくるような、緻密なプリントが魅せる、静かなモノクロームの世界観を、是非ともこの機会に会場に足を運んで堪能して欲しい。

text: Naoki Otobe