13 11/21 UPDATE
グラフィックデザインを基軸に活動していた田中義久と、美術を基軸に活動していた飯田竜太によるアートユニットNerhol(ネルホル)が、原宿のVACANTにて、個展「Scene to know」を開催する。
Nerholは、田中と飯田がお互いの分野で得た思考論を共同制作を通して融合させることで、作品の主題と対象に潜在しながら明らかにされてこなかった視点や感覚を、これまでにない手法で具体化する。その活動は現代美術の文脈のみに留まらず、デザインや音楽、ファッション界においても大きな注目を集め、コミッションとしてDiorやJVC(Victor)、手塚治虫とのコラボレーションに参加。 2013年には前作「Misunderstanding Focus」が4,000作品の中から選出され、ART FAIR TOKYO主宰のBacon Prize を受賞した。
今回展示される最新シリーズ「Scene to know」は、Nerholの2人がここ1年VACANTに通い、そこに足を運ぶ人達を撮りためてきた作品群になっており、本展に合わせ制作された約40点のセレクションで構成。なお、Sk8ightTing、エドツワキ、長谷川踏太、クリストファー チュー(POP ETC)、野村友里、花代、永瀬沙世、点子、奥山由之など、VACANTにゆかりあるクリエイターを被写体に用いた作品も展示されている。 注目を集める気鋭のアーティストの最新作を、この機会に是非チェックして欲しい。
text: Akihiro Hayashi
Nerhol 「Scene to know」
会期:2013年11月22日(金) ‒ 12月6日(金)
火-日 12:00 - 20:00 / 月曜定休
会場:VACANT 1F
東京都渋谷区神宮前 3-20-13
tel: 03-6459-2962
オープニング・レセプション:2013年11月22日(金)18:00 ‒ 21:00
トークショー:2013年12月5日(木) 19:30 ‒ 21:00
出演 / Nerhol、 保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員) 、石田尚志(画家/映像作家。多摩美術大学准教授) 、 菊竹寛(タカ・イシイギャラリー)