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小畑多丘をはじめ、ストリートのスピリットも持つ、8組のアーティストが"WALKMAN"のようなポータブルメディアによる表現の拡張をコンセプトにグループ展を開催。hiromiyoshii roppongiギャラリーで2015年10月10日(土)までオープンしている。

1979年にSONY社から、"WALKMAN"という和製英語を商品名にしたプロダクトが発売され、全世界的なヒット商品に。"WALKMAN"が人々の心を捉えたのは、「人に音楽を流す」という発想の転換で、公共空間に共存しながらも人々が別々の音楽を聴き、個々の視点でひとつの空間を携えることが可能になったわけだ。本展では、昨今の東京が、監視社会、発言の自由と表現の可能性が制限されていることもあり、個人が公共空間に介入することが大変難しくなっていることに着目。"WALKMAN"のようなポータブル メディアによる都市空間における表現の拡張をテーマに掲げ、各アーティストが新しい視点で自由とをもたらす発想を提案する。

text: Aika Kawada