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ファッション・デザイナー、グラフィック・デザイナーの倉石一樹とグラフィティ・アーティストのルーカス・プライスによるブランド、A.FOUR Labs。2012年のスタート以来、ファッションとアートを融合したプロダクツを展開している同ブランド。そのA.FOUR Labsが、2月10日（水）〜27日（土）の期間、白金・児玉画廊にて、『LAY DOWN AND LET IT BLOW THROUGH YOU』と題した展覧会を開催する。

参加アーティストは倉石一樹、ルーカス・プライス、そしてA.FOUR Labsとの親交も深い、ロサンゼルスのアーティスト、カリ・ソーンヒル・デウィット。本展覧会では、ルーカスによるペインティング作品、カリの代表作であるプラスティック・サインやバナー作品、倉石とカリの共同制作によるフラワーベースなどを展示。また、会期中は、フラワー・アーティストの東信によるフラワー・アレンジメントが会場を彩る。

さらに、2月10日（水）のオープニングでは、1980〜90年代のLAギャングが故人追悼のために着用していたメモリアル・スウェットシャツにインスパイアされた、カリの代表作「メモリアル・スウェット」を用いたインスタレーションも行われる予定。同インスタレーションは、カリが来場者と共に「メモリアル・スウェット」に落とし込むワードをセレクトし、倉石が展覧会のために制作したスウェット・ボディにそのワードをプリントする、というもの。アートとファッションの境界線をぼかしながら、作品を観る者にアートの役割とステータスに関する疑問を投げかける、カリらしいユニークな試みで、アーティストと共にアート・ピースを制作できる貴重なチャンスだ。

text: Kohei Onuki