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ドイツ出身の女優、モデル、アーティストの点子が、4月19日（火）から5月7日（土）にかけて、六本木のギャラリー、FARM the salon for art,Tokyoにて初の個展「Transfix」を開催する。

写真や現代美術、音楽の分野などで活躍するアーティスト、花代を母に持つ点子は、現在ロンドンのセント・マーチンズ美術大学でキュレーションを学びながら、自身の表現活動も行なっている。

今回の個展では、高校の卒業旅行でシベリア鉄道に乗った経験をもとに、鉄道の車窓から撮影した映像作品やモスクワの街で流行していたジーンズプリントのレギンス「ジェギングス」を使用したインスタレーション、ロシアの空気感をとらえたインダストリアルな音楽作品などを発表。アーティスト自身がドイツから日本に移住した際に出会ったt.A.T.uやトランスミュージックなどのロシアのポップカルチャーへの憧れに端を発する、パーソナルな作品展だ。

また、現在、銀座のギャラリー、小柳では点呼の母、花代と写真家の沢渡朔の写真展「点子」が開催中。点子の幼少期から15歳までを花代が、15歳から現在までを沢渡朔が撮影した写真を展示している。本展の会期は、5月14日（土）まで。

text：Ryu Nakaoka