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ビョークの音楽をVRで体験する。そんなスリリングな18日間がやってくる。「Bjork Digital－音楽のVR・18日間の実験」は2013年に開催された「Biophilia Tokyo」に続き、音楽と最先端のテクノロジーが融合するイベントだ。

観客は5つのエリアを通じてビョークの新たなVR作品を体験することになる。2015年発売のアルバム「ヴァルニキュラ」からビョークの口内を映したジェシー・カンダの「マウス・マントラ」、アイスランドの海辺で撮ったアンドリュー・トーマス・ホワン監督の「ストーンミルカー」などを、周囲を360度とり囲まれるようなVRのヘッドセットで味わうことができるのだ。「ヴァルニキュラ」からはカメラマンのウォーレン・デュ・プリーズとクリエイティブ・ディレクターのニック・ソーントン・ジョーンズが手がけた「ナットゲット」のVRも披露される。

また2011年に発売されたアルバム「バイオフィリア」全曲を、アプリを通じてインタラクティブに体験できる。音楽学、科学、テクノロジーを一度に味わえるアプリだ。「Cinema」と題されたコーナーではビョークの曲からこの展示のためにセレクトされ、リマスタリングされたミュージックビデオを体験できる。

ビョーク本人も来日し、オープニング・パーティでDJを担当する（6月29日、30日の2日間）。自身の音楽の才能はもちろん、多彩なクリエイターとのコラボレーションで表現の幅を広げているビョークの世界に身を浸すことができる18日間だ。

text: Naoko Aono