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エアブラシで描いたピンナップガール「HARUMI GALS」で知られるイラストレーター、山口はるみの作品集『HARUMI GALS』が刊行された。

1969年のパルコのオープンと同時にイラストレーターとして参加する事で以降のキャリアをスタートさせた山口はるみは、1972年頃からエアブラシを多用したピンナップガールを描いていく。山口の描くピンナップガールは「HARUMI GALS」と呼ばれ、70〜80年代の日本の高度経済成長期に女性の社会進出を表すアイコンとなった。「HARUMI GALS」は、女性アーティストによって描かれたピンナップガールとして高い評価を受け、ニューヨーク近代美術館（MOMA）にも収蔵されている。

今回刊行される作品集『HARUMI GALS』には、1973年からエアブラシで描いたピンナップガール、115点の原画・ポスターに加え、美術評論家、椹木野衣による寄稿「超現実化されるポップアートーー山口はるみのリアリズム絵画」を収録。さらに、この作品集の刊行を記念し、山口はるみの原画展が東京・恵比寿のブックショップPOSTで3月6日（日）まで開催されているので、あわせてチェックを。

text:Akihiro Hayashi