16 5/06 UPDATE
「映画秘宝」をはじめ、「朝日新聞」や「キネマ旬報」、またハニカムでもおなじみの映画著述家・真魚八重子による最新映画評論集『映画なしでは生きられない』。
女子にまつわるさまざまな視点から映画作品を読み解き、描かれる女性たちの喜びや愛、あるいは生きづらさ、自意識との葛藤、孤独、恋愛の苦しみといった心情を浮かび上がらせた前著『映画系女子がゆく!』に続く本書は、「こんなババアになりたい!―『マッドマックス怒りのデス・ロード』」、「文化系女子はなぜサブカル有名人の彼女になりたがるのか―『全身小説家』『ストーリーテリング』『ラブレター』」など真魚らしい独自の切り口から各作品を批評した、計23章を収録。
まだ観たことのない作品はもちろん、既に観た作品も改めて観直したくなる秀逸な内容。なお帯に掲載されているコメントは、女優・橋本愛によるもの。
text: yk
真魚八重子『映画なしでは生きられない』
洋泉社
1,700円[税抜]
発売中
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