10 6/23 UPDATE
昨年、実に7年ぶりのフルモデルチェンジを果たして生まれ変わったメルセデス・ベンツの主力モデル「Eクラス」。このモデルはまずセダンのみのラインナップで登場したが、その後バリエーションを拡大し続け、続いてワゴン、クーペを日本市場へとリリースしてきた。そんな流れの中で最新となるのが、今回発表された「カブリオレ」だ。
カブリオレはクーペをベースにしながらも屋根を取り払ってクラシカルなソフトトップを与えたモデルで、4つのシートを備えたオープンカーであることを示す。雰囲気こそクラシカルだが装備は最新で、まずソフトトップは多重構造を採用することで耐候性/静粛性をクーペ並みに高めている。またオープン時には風の巻き込みを大幅に防ぐ「エアキャップ」と呼ばれる新開発機構を採用。さらにオープン時には首周りに風を送る「エアスカーフ」を採用した。これによって、四季を問わずにオープンエアモータリングが楽しめる、という点をウリにしている。
搭載エンジンは現時点では3.5LのV6エンジンのみの設定となっているが、環境の時代だけに今後は1.8L直噴ターボを搭載したモデルの登場があるかもしれない。3.5LのV6を搭載したE350の車両価格は898万円となっている。
Text:Manabu Kawaguchi
価格:8,980,000円~
定員:4名
全長×全幅×全高:4,705mm×1,785mm×1,395mm
ホイールベース:2,760mm
車重:1,790kg
駆動方式:後輪駆動(FR)
最高出力:200kW(272PS)
最大トルク:350Nm
最高速度:252km/h
排気量:3,497 cc