09 11/18 UPDATE
オランダ・アムステルダムで誕生した、世界的な人気を誇るデニムブランドG-Star。ブランド設立20周年を記念し、10月に東京で3つのイベントが開催された。
まず原宿に登場したは、ポップアップ・ストア「G-Star "RAW 20"」と名づけられた、5日間のみのゲリラショップ。ブランドの歴史を写真でギャラリーのように展示し、2500円~7500円という破格の値段のアイテムを販売した。素のコットン地に1点ずつオリジナルのプリントを施しているため、同じものが一つも無いというエクスクルーシヴな商品がすらりと並んだ。
社会貢献活動にも力をいれているG-Starは、単なる価格の安いものを作るだけではなく、その生産地に売上げをすべて寄付するという。グローバル・ブランド・ディレクターのシュブハンカー・レイは語る。「私たちは、チャリティーという方法で基礎教育に力を入れています。今回、若い人に手に入りやすい価格の商品を作るとともに、これらの売上げのすべてをGSRD基金(G-Star Raw Denim Foundation)を通し、Net4Kidsが行っているチャリティー団体に寄付をします。今回の商品の製造をしている国であるインドにそのお金を還元し、学校とエコ・パークを設立するという仕組みです。NYから始まり10月に東京、そして12月にはアムステルダムで開催します。その収益のすべてがチャリティーになります」。
ポップアップ・ストアと同時に渋谷店「G-Star Store Tokyo Shibuya」で開催されたのは、世界的インダストリアル・デザイナー、マーク・ニューソンとコラボレーションした2010年春夏コレクションのスペシャルプレビュー。マーク本人も来日し、貴重なサイン会が開かれた。そして、夜には「RAW Night "GOLD" Episode 10 Curated by Toshihiro Sato」を青山のLe Baron de Parisで開催。20周年を迎えたブランドと同じ、1989年に誕生した伝説のクラブ「GOLD」と組んだ一夜限りのスペシャルなナイトイベントとなった。
東京をジャックしたG-Starの次のターゲットはNY。バワリーに新しく出来たミュージアムをのっとり、「RAW Night」からさらに進化した「RAW Salon」を企画しているという。次々と新たなプロジェクトを仕掛けるG-Starから目が離せない。
Text:honeyee.com