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インディペンデントマガジン"TOO MUCH magazine"が提供するレクシャーシリーズの一環として、サッカープレイヤー、鄭大世(チョン・テセ)のドキュメンタリーフィルム「TESE」の上映会が原宿のVACANTで開催される。
在日コリアン3世として日本に生まれた鄭大世は、朝鮮大学校蹴球部を経て、2006年Jリーグ・川崎フロンターレに入団。北朝鮮代表としてナショナルチームでも活躍し、2010年W杯南アフリカ大会に出場。W杯後はドイツに渡り、現在はブンデスリーガ2部のVfLボーフムで活躍している。
在日3世として日本に生を受けながらも、自らの祖国を北朝鮮だと信じ、北朝鮮の誇りを胸にワールドカップのピッチを駆け抜けた鄭大世は、自分の先祖に敬意を払い、日本名を名乗ることはない。
「韓国に行っても、北朝鮮に行っても日本人扱い。日本で暮らしていても、日本人扱いされない。故郷はいっぱいあるけど ホームがない...」
「TESE」は、自分のアイデンティティーを問い続け葛藤するこの若きストライカーを追い、北朝鮮を含む世界6ヶ国を回り、約1,000日かけ撮り続けられた壮大なドキュメンタリーフィルム。上映会当日は、本作品の監督であり、また自らも在日3世でもある姜成明氏がトークゲストとして招かれる。日本における在日とは何か?またナショナル・アイデンティティとは何かをテーマに語り合う場も設けられる。
text: akihiro hayashi
2012.2.5 (sun)
at VACANT
open: 15:00
start: 15:30
料金: ¥1,800
上映: 「TESE」
http://chongtese.net/
(2011年/日本/カラー/85分/HD撮影)
監督: 姜成明
1979年生まれ。在日コリアン3世。早稲田大学卒業後、「ヒストリーチャンネル」番組制作でキャリアをスタート。2008年には本作品の前作となる「祖国の選択」を演出。主に海外ドキュメンタリーを中心に活動を行う。
トークゲスト:
姜成明(「TESE」監督)
古田清悟(テレビディレクター)
吉崎エイジーニョ(ライター)
予約: VACANT [email protected]
※件名を「TESE」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールを送信。
※万が一、2,3日経っても返信がない場合は、VACANTまでお電話ください。
VACANT(ヴァカント)
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tel: +81-3-6459-2962
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