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既成概念にとらわれること無く、美しいデザインと伝統的なイタリアのクラフツマンシップをファッションを通して世に送り出す。このフェンディの先鋭的な精神を堪能できる「もうひとつの芸術(Un Art Autre)」展が開催。東京芸術大学大学美術館で4月29日まで、世界に先駆けて公開されている。
公開前夜の4月2日にはレセプションパーティーが開催。中村獅童、宮尾 俊太郎など、各界からゲストが多数かけつけ大いに盛り上がった。
本展は、全部で3つの展示室によって構成されている。最初の部屋は60年代半ばから今日に至るまでフェンディの進化を、鑑賞者の視覚と触覚をもって体験するイントロ室。次の部屋は、70年代から今日までのフェンディのアイコンバックであるバゲットやピーカブー、代表的なファー24点が展示されている。また実際に使用された構図タブレットやスケッチのアーカイブが並ぶ。最後の部屋は、職人がデモンストレーションを行い、展示されているウェアの制作の過程を紹介するファー工房。監修は、美術史家としてイタリア国内で活躍するエマニュエラ・ノビーレ・ミーが手がけている。フェンディの世界観を五感で味わう注目の美術展だ。
text: Aika Kawada
FENDI "UN ART AUTRE"
会期:4月3日(水)~4月29日(月)
会場:東京芸術大学大学美術館
東京都台東区上野公園
時間:10:00~17:00
[問] フェンディ ジャパン
マーケティング&コミニュケーション
tel: 03-5414-6761