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「フクシマ」へ門を開く─福島第一原発観光地化計画展 2013

「フクシマ」へ門を開く─福島第一原発観光地化計画展 2013

東浩紀監修、新津保建秀などアーティストが参加した福島第一原発観光地化計画展が開催。

13 12/20 UPDATE

2011年3月11日、日本を襲った東北地方太平洋沖地震を引き金にして起こった福島第一原発事故。その記憶と記録を後世に伝えるとともに、2036年を目途に、Jヴィレッジを大胆に再開発し、観光客を動員すべく思想家の東浩紀が立ち上げた「福島第一原発観光地化計画」。今秋には同名の書籍を出版するなど注目を集めている。そんな活動に同意したアーティストによるエキシビジョンが、12月24日(火)~12月28日(土)までの5日間、東京・五反田のゲンロン/ゲンロンカフェにて開催される。

本展では、書籍成立に関わった藤村龍至による「ふくしまゲートヴィレッジ」模型、梅沢和木による「ツナミの塔」スケッチ案、新津保建秀によるチェルノブイリ写真などの作品群を、制作過程の記録とともに展示。そして、第二会場では、震災後の梅沢のすべての活動の出発点となった大作絵画「うたわれてきてしまったもの」を「被作品化同意者限定で」特別公開。さらに12月24日(火)には、オープニングイベントとして梅沢和木、黒瀬陽平、東浩紀によるギャラリートークも開催されるなど盛り沢山の内容となっている。

メディアでは報道されない真実が垣間見える貴重な内容となっているので、是非とも会場に足を運んで欲しい。

text: Naoki Otobe

「フクシマ」へ門を開く──福島第一原発観光地化計画展 2013
開催期間:12月24日(火)~12月28日(土)
24日 18:00-22:00(入場は21:30まで)、19:00より梅沢和木、黒瀬陽平、東浩紀アーティストトーク
25日 15:00-21:00(入場は20:30まで)
26日 15:00-21:00(入場は20:30まで)
27日 13:00-18:00(入場は17:30まで)、19:00より別イベントあり
28日 13:00-18:00(入場は17:30まで)、19:00より別イベントあり
※24日はオープニングイベントのため18:00-22:00の開場となります。
参加アーティスト:梅沢和木、黒瀬陽平、小嶋裕一、新津保建秀、藤城嘘、藤村龍至
会場:ゲンロンカフェ(第1会場)およびゲンロン(第2会場)
東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F
tel:03-5719-6821
入場料:前売1200円/当日1500円

[問] ゲンロン
tel:03-6417-9230


1藤村龍至「ふくしまゲートヴィレッジ模型」(2013) 撮影:杉山豪介
2梅沢和木「ツナミの塔2036」2013
3© Kenshu Shintsubo 2013