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音楽家・渋谷慶一郎が、パリのテアトル・ドゥ・ラトリエで、1月21日（木）21時（現地時間）より行われる、ピガール2017秋冬コレクションのショーで、ライヴ・パフォーマンスを披露する。

今回、ピガールが渋谷にコレクションの音楽を依頼するきっかけとなったのは、昨年11月にパリで開催されたパフォーマンス公演「COSMOGARDEN10（コスモガーデン）」でのこと。画家・黒田アキを中心に、渋谷、オペラ座のエトワールたちが出演し、ペインティングやコンテンポラリー・ダンス、ポエトリー・リーティングを織り交ぜたこの公演において、渋谷がピガールに衣装をオファー。その公演の成功を受けて今回、ピガールが渋谷にショーの音楽を依頼する形となった。

ショーの会場となるテアトル・ドゥ・ラトリエはピガールのショップとも近いモンマルトルの丘の中心にある、新演劇界の重鎮だったシャルル・デュランの名を冠した広場に位置する。当日、渋谷はピガールの衣装に身を包み、劇場ステージに機材をセッティング。ショーに合わせ、コレクションのために書き下ろした新作をライヴ・パフォーマンス形式で披露。また、今回のショーは配信も予定されている。

さらに、1月17日（日）22時からは、J-WAVEで『KEIICHIRO SHIBUYA, PRESENT&FUTURE』と題した特別番組も放送される予定。本番組では、honeyee.com / .fatale編集長・鈴木哲也、芥川賞作家・朝吹真理子と共に、渋谷が創作の過去、現在、未来を語るほか、番組のテーマ曲も手がけている。加えて、昨年末に開催されたピアノソロ・コンサート"Playing Piano with Speakers for Reverbs Only"の高音質音源もオンエア。2016年も精力的に活動する渋谷の動きから目が離せない。

text: Kohei Onuki