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今年で４回目を迎えるテクノロジー・アートの祭典"MEDIA AMBITION TOKYO 2016"。
そのオープニング・イベントとして、音楽家・渋谷慶一郎プロデュースによる、エレクトロニック・ミュージックのショー・ケース"Digitally Show"が、2月26日（金）20時から、六本木ヒルズ 森タワー52階の東京シティビューで開催される。

同ショー・ケースは、MEDEI AMBITIONの関連イベントとして、一昨年にも開催され、東京の記録的な大雪にも関わらず数多くの観客を動員したことでも話題となり、今回で2回目となる。「デジタル・ミュージックと映像アーティストの共演」というコンセプトは前回と同様だが、ラップトップやアナログ・ノイズを主体とした前回からは打って変わり、今回は「デジタル化された身体と演奏」にフォーカスした内容。

ショー・ケースでは、矢野顕子とのコラボレーションで注目を集めたSeihoやAAA・日高光啓のソロ・プロジェクトであるSKY-HI、そして渋谷がデジタルな身体性、演奏に注目するバンド、Yasei Collectiveがライブを披露。また、ネットレーベル、Maltine Recordsを主催するtomad、ミニマルなセットが高い評価を得ているELLI ARAKAWAがDJで登場。渋谷自身は、日本では久々となる、コンピュータを中心としたソロのライブ・パフォーマンスを行い、映像作家・柴田大平との共演、世界的な複雑系研究者で東京大学教授の池上高志とのディープ・ラーニングを応用した音響合成のコラボレーションも予定されている。その他、本邦初公開となる、フランスのオーディオ・ビジュアルユニット、Alex Augierのパフォーマンスも展開。デジタル・カルチャーの要素が凝縮された刺激的なイベントだ。

text: Kohei Onuki