honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

2010年に東京を拠点にスタートした音楽とアートを結ぶフェスティバル「RAINBOW DISCO CLUB」は、良質なダンス・ミュージックを届ける日本の野外音楽フェスティバルとして、世界的な音楽情報サイト「Resident Advisor」の「世界TOP 10フェスティバル」に毎年選出され、国内外から大きな注目を集めている。

今年は4月29日(金)〜5月1日(日)の3日間に渡り伊豆半島・稲取高原の「東伊豆クロスカントリーコース」での開催が発表され、ヘッドライナーとしてアンドリュー・ウェザオールが登場。先述の「Resident Advisor」が選ぶ"Top 10 April 2016 Festivals"では世界中のフェスから堂々の3位に選出されるなど、多方面から開催が心待ちにされている。

そしてこの度、新たにヘッドライナーとして発表されたのが、なんとジャイルス・ピーターソン。アシッドジャズのパイオニアであり、英国「BBC Raido」で長年番組ホストも務め、ここ日本でも多くのファンを有する彼の追加発表はビッグサプライズ。

アンドリュー・ウェザオールとジャイルス・ピーターソン。その英国レジェンドの２人の競演について、野田努氏（ele-king）は「ウェザオールはテクノとダブの名人で知られるが、トリップホップからサウンドトラックまでと、ロケーションや状況に応じて幅広い選曲ができる。かたやジャイルスはジャズ、ラテン、ソウル、ワールド、最新のUKのベース音楽のエキスパートとして知られている。ウェザオールもジャイルスも、ともに80年代末から活動を続けているロンドンのDJで、いまでもオーディエンスから尊敬されている。このふたりのレジェンドが共演するとういのは、たしかに大きい。ぼくの世代にとっては夢のキャスティングである」とコメントを寄せている。

UK音楽シーンの最重要人物であるアンドリュー・ウェザオールと、同じくイギリスを代表するジャイルス・ピーターソンの歴史的競演が実現するRainbow Disco Club 2016を、是非お見逃しなく。

text: yk