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Seiho、Licaxxx、OKADADAなど、近年のクラブ・シーンで活躍する次世代アーティストが集結するパーティ「track maker」。同パーティの第4弾が、7月15日(金)、渋谷・VISIONで開催される。その「track maker」にて、日本を代表する電子音楽家、渋谷慶一郎がコンピュータを一切使用しない、TR-808のみを駆使したスペシャルなライヴ・パフォーマンス、フロアセットを披露する。
日本では俗に「やおや」とも呼ばれるTR-808はアナログ・ドラム・マシーンの名機。1980年にローランドから発売されるとすぐに、YMOやAfrika Bambaataaなどのアーティストが使用。1990年代に入ってからもSoul2Soulなどのアーティストに愛用され、現在のダンスミュージック・シーンにおいても、様々なジャンルのアーティストがTR-808を用いている。
以前からTR-808を使用していた渋谷だが、近年では、パリのファッション・ブランド、PigalleのプレゼンテーションをピアノとTR-808のみで行うなど、ライヴ・パフォーマンスでの使用が顕著に見られていた。そうした中で今回渋谷は、TR-808のリアルタイム・プログラミングのみでフロア対応の1時間のセットを披露する。言わばドラムの音だけで構成される刺激的なパフォーマンスだ。
今回のパーティには、渋谷のほか、AVEC AVEC、OKADADA、PASLAMSYSTEM、PARK GOLFといった注目の次世代クリエイターたちが集結。多彩なアーティストによる、音楽シーンの未来を感じることができるパーティとなるはずだ。
text: Kohei Onuki
track maker @SOUND MUSEUM VISION
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 B1F
7月15日(金) OPEN 22:00 DOOR 3500円 ADV 2800円
Special Live Performance: Keiichiro Shibuya (ATAK) No Computer,TR-808 Set
ACT: Seiho, OKADADA, AVEC AVEC, Pa's Lam System, PARK GOLF, Licaxxx