honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

ファッションまたはバッグのマーケットにおいて、新しいスタイルやポジションを築きつつあるキチゾウから、クリスマスシーズンに向けたグッズが発売される。

そのひとつはベジタブルタンニンブレザーのミニウォレット。あえて必要最小限の仕様でまとめ、主にセカンドウォレットとして提案を行なっている。もう一方のアイテムは、ファーストコレクションのバッグの付属のフックを、キーホルダーとして製品化したもの。どちらも共通して、ユーザビリティを視野に入れ製作しているため、使いやすく、それでいてなおかつ求めやすい価格となっている。

また彼らは、12月4日（土）から12月15日（水）の期間で、福岡のマイノリティレッブ ヒラオにて、『KICHIZO EXHIBITION ～吉田晃務、職人と共に創る鞄づくり～』、と題したイベントを開催。なお11日（木）はチーフデザイナーの吉田晃務が職人とともに来店する予定。コミュニケーションを大切にするデザイナーらしい催しとなりそうだ。

日本の生産背景を活かした匠のモノ作りと、ショップなどを通じたユーザーとのコミュニケーション、これらがリンクすることでキチゾウのクリエイションはさらに魅力を増し、新たなビジネスモデルを切り開いていく。

photo:Masaki Sato
text:Tsuneyuki Tokano