10 12/20 UPDATE
デザイナーを務める山本真太郎が約10年間の渡英で得た、靴つくりのノウハウやカウンターカルチャーの世界観と、日本の生産背景を活かしたモノつくりを基盤に創作を行なうシューブランド、キッズ ラブ ゲイト。こちらの2点は彼らのコレクションの傾向を端的にあらわしている。
左のストレートチップのシューズは、特注のソフトガラスのレザーの特徴の一足。なににもまして、この素材でグレーであることがめずらしく、ここにデザイナーのこだわりが凝縮されている。製法はグッドイヤーウエルテッドで、ソールはリッジウェイソールである。右のブーツは、エナメルのパイピングと、チャールズステッド社スーパーバックという革が活かされ、これまたカラーのセレクトもユニークでネイビーが選ばれている。ソールは厚めのクレイプソールで、彼らが考えるアッパーとのバランスで整えている。
確かな背景に裏付けられた技術に、狙いを定め的確に選ばれた素材、そこにイギリスらしいスタイルが加わることで、キッズ ラブ ゲイトのシューズは非常に日本人らしい感性が息づいたスタイルとなっている。
photo:Masaki Sato
text:Tsuneyuki Tokano
シューズ 48,300円[税込]
ブーツ 48,300円[税込]
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