honeyee.com|Web Magazine「ハニカム」

Mail News

War Field Wear Research

War Field Wear Research

自由な匂いを求めミリタリーウエアをアレンジした、
「……リサーチ」の新コレクションがスタート。

10 12/21 UPDATE

「......リサーチ」の新ラインとして、2011S/Sから展開する「ウォーフィールド ウェア リサーチ」。そのコレクションは、巷に溢れるトレンドとしてミリタリーをテーマにしたファッションと一線を画す、ハードコアなスタイルとなっている。

徹底的なリサーチで集められた1940年代を中心としたミリタリーウエアをサンプリングし製作されたウエアのほとんどが、自由な匂いをつくり出すことを目的にインドの服から着想を得たという、非常にやわらかな生地2枚を張り付けた特殊な素材でつくり上げている。こちらの2点もそれに該当する。

写真左のジャケットは、フラップポケットやウエストベスト、ナイフポケットが特徴的な、通称エアボーンジャケットの初期型がモチーフとなっている。右側のシャツは、1944年に製作されたマリンコープスのユーティリティジャケットをシャツ型にディテールをアレンジしている。2点に共通していえることは、ボンディングした生地の特性を活かし、パートごとに色調を変え、あえてオーセンテックな要素を省いているという点である。この他に、ハンティングカモフラージュやイエローやレッドのカラーも展開しており、すべて同じ理由からコレクションに取り入れられている。

デザイナー小林節正のリサーチ力と咀嚼のセンスが重なる新コレクションは、ある種のテーゼが感じられ、極めて高いレベルのクリエイションを完成させている。

photo:Masaki Sato
text:Tsuneyuki Tokano

1ジャケット 60,900円[税込]
2シャツ 36,750円[税込]

[問]...... Research GENERAL STORE

Tel:03-3463-6376
http://www.sett.co.jp/