honeyee.com|Web Magazine「ハニカム」

Mail News

USAF SOUVENIR JKT

USAF SOUVENIR JKT

1950年代の貴重な
アメリカ空軍のスーべニアジャケット

11 2/14 UPDATE

「古着というよりも価値ある服」をテーマに、ヴィンテージとデッドストックを中心に扱うショップ「Archive & Style」。高感度なヴィンテージアイテムを多数扱っているがその中でも、同ショップの代表であり本誌でもお馴染みの坂田真彦がリコメンドするのは"アメリカ空軍のスーべニアJKT"。

アメリカ空軍の第5空軍に所属していた飛行部員が、朝鮮戦争(1953年〜1954年)の頃、日本に駐留したときに個人オーダーで作ったもの。特に第5空軍物はUSAFの中でもマニアの方に人気が高いことで知られる。

フロントの右胸の刺繍は第5空軍のシンボルマークである流れ星が、左胸にはオーダーした個人のニックネームが刺繍されている。バックには、311部隊のマークであるヨコバイガラガラ蛇を中心に部隊名が刺繍されており、311th FTR BMR SQDNは、"311th Fighter Bomberdment Squsdron"の略で、つまり、"第311 戦闘爆撃機 空軍飛行部隊"のこと。同じく、58th FTR BMR WINGは、"58th Fighter Bomberdment Wing"の略で、第311のウィング、つまり後方支援部隊のことを示している。この2部隊はどちらも、米国南西部のアリゾナ州にある空軍のLUKE基地をベースにして任務についており、そのアリゾナ州の砂漠に生息するヨコバイガラガラ蛇が部隊のシンボルマークになっている。部隊名も通称「Side Winders(サイドワインダーズ)」、つまりそのままヨコバイガラガラ蛇の英語名で呼ばれており、刺繍をよく見ると蛇の胴体部分が爆弾になっているのが分かる。

一般的なスカジャンと比べるとデザインや色味が落ち着いており、約60年落ちのヴィンテージとしては非常に状態が良い。この世界にひとつしか存在しない貴重なスーベニアJKTを、ぜひショップに足を運んでチェックしてほしい。

photo:Masaki Sato
text:honeyee.com

USAF スーべニアJKT
177,450円[税込]

[問]Archive & Style
東京都港区南青山5-3-10
南青山SOビル(From-1st)G階B-2
営業時間: 平日12:00-20:00
土11:00-20:00 日11:00-19:00 不定休
TEL&FAX 03-5464-2423