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「ポータークラシック（Porter Classic）」のアパレルラインのなかでも非常に高い人気を集める「道着生地シリーズ」の最新アイテムが現在店頭に並びはじめている。そのなかからコレクションの中核となる3型をここで紹介する。

新型として登場したジャケットは、ファスナーが普及する以前の時代に製作されていた「アビエータージャケット」のスタイルをベースにしたユニークな一着。続いてパーカは、オリジナルのファスナーなどの付属類が程よいポイントとなっており、とりわけ手作業で製作された組紐は豊かな表情をつくっている。ワイドなジーンズタイプのパンツは、ロールアップした際に裏地がアクセントになる仕様になっている。

なんといってもこのシリーズの最大の特徴はオリジナルの生地に尽きる。シーアイランドコットンの特性から着込むごとに経年変化が楽しめ、何度も染め直し洗いをかけることでつくり出される深みのある色も独特の魅力がある。紡績できる工場が非常に限られるため希少性も極めて高い。

古きよき時代のアイテムの魅力と、日本のアパレル業界が誇る世界屈指の技術力、そこにモダンな感性がブレンドされたポータークラシックのクリエイション。すべてのコレクションには、いついかなる時も独自の嗅覚によってファッション業界をリードし続けてきた吉田克幸の「今」が投影されている。

photo:Masaki Sato
text:Tsuneyuki Tokano