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東京のストリートシーンから派生したレザーに特化したブランド「グロックレザー（GROK LEATHER）」の初の直営店となる「ベンチメイド　ギンザ（BENCH MADE GINZA）」が先日プレオープンを果たした。

店名の由来である「ベンチメイド」とは、１人の人間が制作の始まりから最後まで一貫して行う製法のことで、これはまさにデザイナーの浅井が実践するモノつくりのアプローチである。店内には、「ウルフズヘッド（WOLF'S HEAD）」や「エム アンド エム（M&M）」など彼の仲間の商品とともに、「グロックレザー」の最新アイテムが一堂に並んでいる。その一部をここで紹介する。

ブランドの代名詞ともいえるカービングの技術が冴え渡るベルトは、「虚実」というテーマを基にユニークな形状に象られた一品。使いやすいサイズのバッグ（W39×H28×D8cm）は、100％のベジタブルタンニン鞣しのバッファローレザーの自然なシボ感が魅力である。強烈なプレゼンスを持つアメリカのポートランドのシューメーカーである「クレーリーシューズ（Crary Shoes）」との共同開発のシリーズではニューモデルが登場。両社ともに作業はすべてハンドメイドで行っている。

さらなる活性化が予想される銀座のファッションマーケットにおいて、吉田克幸率いる「ポータークラシック（Porter Classic）」と同様に、独特の存在感でシーンの立役者と成り得る「グロックレザー」の躍進に多くの期待が募っている。

photo:Masaki Sato
text:Tsuneyuki Tokano