honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

人物に自身を投影しながら、詩的で幻想的な世界を構築してきたフォトグラファー堀清英。90年代ニューヨーク在住中に、ビートカルチャーを代表するアメリカの詩人アレン･ギンズバーグと出会い、これまでも不定期にコラボレーションTシャツをリリースし、多くの支持を集めてきた。そんな人気シリーズの最新作がビューティ＆ユースで発売される。

『東日本大震災の一年後の2012年3月11日新宿にて、14時46分になろうとしているとき、西口広場で黙祷のアナウンスが始まった、日付入りのコンパクトカメラを持った私は、地上に上がり46分に空に向けてシャッターを押した。帰るときに通った「新宿の目」の前でこうつぶやいた'Wake space, so Ah!'。』とフォトグラファー堀清英が語るように、フロントにはその時に撮影した写真をプリント。バックにはアレン・ギンズバーグの2006年の詩 'Plutonian Ode'の最後の一行で、復興を意味する'Wake space, so Ah!'をプリントした、両者ならではのアーティステイックな仕上がりの一枚となっている。

なお、商品の売り上げの一部は社会福祉法人共同募金会を通じて、被災地支援に役立てられるとのこと。

photo: Masaki Sato

text: Naoki Otobe