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外の才気に溢れるニュージェネレーションのデザイナーが次々と頭角を表すメンズファッションシーンにおいて、「アミ アレクサンドル マテュッシ（AMI Alexandre Mattiussi）」は、もっとも注目に値するブランドの一つに数えられる。

デザイナーの「アレクサンドル マテュッシ（AMI Alexandre Mattiussi）」のキャリアは錚々たるもので、「ディオール （Dior）」や、「ジバンシィ（GIVENCHY）」のメンズで5年間、ファーストアシスタントとして活動。その後、「マーク ジェイコブス（Marc Jacobs）」でメンズのデザインチームに参加したのち、2011F/W満を持して自身のブランドを立ち上げた。さらには2012年12月にパリに旗艦店をオープンし、話題をさらっている。

2013S/Sではスタイリシュなルックの提案とともに温かみの色彩や素材を多用し、メンズファッションとしての土台がしっかりと整っている印象を見事に表現している。その代表例ともいえるベージュのフード付きのジャケットは、一見するとシンプルでありながら、身頃に独特のボリューム感を持たせることで、プレタポルテらしい仕上がりに。コレクションに華を添えているのがバードプリントのアイテムである。そこにはトレンドの一歩上を行く感性が息づいており、その魅力はスタイリングで100％に達する。

ついに日本での本格的な展開が始動する話題のブランドの動向に今後も注目したい。

photo: Masaki Sato
text: Tsuneyuki Tokano