honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

「タイムレス」という言葉にふさわしい魅力を持つ「エルメス（HERMÈS）」の逸品。なかでも革製品やカレらとともにコレクションの中核を担うシルバーのジュエリーの存在感は別格である。その魅力を新たな側面からアプローチするムービーが先日発表された。

「もしも、シルバーに音があったとしたら？」というユニークなコンセプトをもとに、イギリスのデザイン集団「UVA（United Visual Artists）」が製作したムービーは、鑑賞者を瞬時にメゾンの世界観へ誘う、非常にロジカルな映像作品だ。

名作『シェーヌ・ダンクル』をはじめ、ピエール・アルディによる『イニシャル』、『パレード』、『オズモズ』、『エトセトラ』などの一連のジュエリーが、機械式のターンテーブルの上に置かれ、暗闇に光線が差し込まれるモノクロームの映像が時を刻むイメージは、この上なく美しい。

すべての基点となっているのは、紛れもなく完璧なジュエリーの存在であり、ぜひ店頭でそのパフォーマンスの素晴らしさを確かめていただきたい。

director: Caswell Coggins
music: YoggyOne
text:Tsuneyuki Tokano