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アンドリュー・バニーが手がけるロンドンのジュエリー・ブランド、BUNNEYがイタリアを代表するスクーター、Vespaをカスタマイズした。

1950年代後半〜1960年代中頃にかけて、ロンドンを中心に流行したユース・カルチャー、モッズ。そのモッズ・カルチャーにおいて、若者たちはVespaをはじめとする、スタイリッシュなスクーターをファッション・プロダクトと見なし、オリジナルのペイントやラック、ミラー、フォグランプにカスタムを施し、個性を競い合った。

そのモッズ・カルチャーへのリスペクトの念を込め、BUNNEYがカスタマイズしたVespa。クラシカルなモデルであるVespa PX150をベースに、カラーリングはBUNNEYのブランド・カラーであるグレーを採用。フロントとバックのライト部にあしらわれたロゴはBUNNYのジュエリーと同じく手作業で加工され、"Assay Office"の英国ホールマークが打刻された純度の高い925シルバーが用いられている。また、テールランプ、ステップ、サイドミラーの表面に施されたハンマー加工、スコットランド製高級レザーを用いたシートなど、随所にBUNNEYによるこだわりのカスタムがなされている。

1950年代後半〜60年中頃のモッズの雰囲気を感じさせつつ、現代的に、そして豪華に生まれ変わったスペシャルなVespaは1月中旬から3月上旬まで受注販売予定。

text: Kohei Onuki