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近年、ラグジュアリーブランドの一角としてめきめきと頭角を現すモンクレール。主軸となるダウンジャケット以外のアイテムでも優れた製品が次々と登場している。

豊富な新作の中からこの春注目したいのが、ベージュを基調に展開する新しい高密度のコットン素材のシリーズである。全体を通じて、モダンなデザインを起用。それゆえ、さらりと羽織るだけで着こなしのアクセントとして機能してくれる。

こちらの2点はミリタリーをベースにした意欲作。「SAMUEL（サミュエル）」は、イギリスのヴィンテージのミリタリーウェアをからインスパイアされたブルゾン。大柄のカモ柄はレザーカットされたナイロンをコットンの上からボンディングしている手の込んだ仕様。モッズコートタイプの「LAZARE（ラザール）」は大胆なホワイトの切り返しが特徴。オーバサイズなので、着るだけで今どきのシルエットが手に入る。左腕のオールブラックのシックなロゴもポイントとして挙げられる。

いい意味で期待を裏切ってくれるフレッシュなコレクション。耐久性も優れた素材なので、デイリーユースで気軽に楽しめるのも嬉しい限りである。

text:Tsuneyuki Tokano