16 2/26 UPDATE
腕時計のトレンドを掴むために絶対に見逃せないポイントのひとつにサイズ感が挙げられる。一時は巨大化が進み、ケース径44mm前後の時計が主流であったが、ここ数シーズンの間で小振りなモデルが目立ちはじめている。
IWCから先日発表された「Pilot's Watch Automatic 36(パイロット・ウォッチ・オートマティック 36)」はその顕著な例である。伝説的なタイムピース「MARK11(マーク11)」の伝統を受け継ぐこのモデルは、同社の現行モデルで最小となる36mmのケース径とエレガントなスタイルを合わせ持つ佇まいが特徴である。
ポリッシュ仕上げのベゼル、円状に光り輝くサンレイ仕上げの文字盤を飾るインナーサークルやなど、シンプルなデザインに奥行きを与えるディテールは、腕時計に特別な存在感を与えている。堅牢な自動巻きムーブメントに早送り機能のカレンダーなど、実用性も申し分なく備わっている。
カラーなどのバリエーションも豊かで、3つの文字盤の用意があり、全5型で展開する。大きくは、サントーニ社製のアリゲーターストラップ、もしくはスレンレススティールのブレスレットが付くモデルに分かれ、いずれも汎用性の高く、それでいて飽きがこないスタイリングが秀逸である。
シンプルなデザインに確かな主張を持つ「パイロット・ウォッチ・オートマティック 36」は、言わずもがなファッションとの親和性も抜き出て高い。間違いのない一本をお求めの方にぜひともおすすめしたい一本である。
text: Tsuneyuki Tokano
パイロット・ウォッチ・オートマティック 36
左から順に/
Ref.IW324001、自動巻き(Cal.35111)、SSケース&アリゲーターストラップ、ケース径36㎜、6気圧防水/515,000円
Ref.IW324006、自動巻き(Cal.35111)、SSケース&SSブレスレット、ケース径36㎜、6気圧防水/630,000円
/ともに税抜き
[問] IWC
tel: 0120-05-1868
http://www.iwc.com/ja/