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ロレックスの人気モデルのひとつである「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」の最新作が、先日行われた2016年のバーゼルワールドで発表され、早くも大きな話題を集めている。

1963年にレースのために開発されたこのクロノグラフは、モータースポーツの世界で培われた実用性と俳優のポール・ニューマンがこよなく愛していたことでも知られる非凡なデザインが世界中で支持されている。

新しい904Lスチール製のモデルは、手巻きムーブメントの時代に搭載していたブラックのプレキシガラス製のベゼルインサートを想起させるハイテクセラミック製のベゼルが注目されている。

ケースと一体化したセラミック製のタキメーターベゼルは耐蝕性と耐傷性、紫外線の影響を受けにくいことが特徴、さらにはPVD加工で目盛りにプラチナを薄くコーテイングすることで視認性を格段に高めている点も特徴として挙がる。

オイスターケースによる防水性能、自社製のクロノグラフムーブメントCal.4130、快適な装着感を誇るオイスターブレスレットと、パフォーマンスの充実ぶりは特筆すべきものがある。

デイトナの伝説を継承する待望の新作は、早くも噂に違わぬポテンシャルを披露している。気になる国内での発売は今夏を予定。

text:Tsuneyuki Tokano