honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

長年ストリートで愛され続ける耐衝撃ウォッチ、G-SHOCKの最上位シリーズ「MR-G」。その20周年記念として発表されたのが、同シリーズとして過去最高額となったことでも話題沸騰中の「MRG-G1000HT」である。

このモデルは究極のタフネスと高級感のある美しさを追求する「MR-G」のコンセプトを極限まで体現した逸品。日本の伝統技術である「鎚起（ついき）」をテーマとし、国宝級の金工美術品の修復や再現、創作活動などを行う鎚起師三代目浅野美芳氏の協力による鎚目仕上げが最大の特徴となる。

また、ベルトやバンドには、刀装具や装身具に用いられる独特の光沢を持つ銀灰の朧銀色、ビスやボタンには、甲冑や伝統工芸品に用いられる銅色をあしらうことで未だかつてない輝きを持つ一本に。

ベースモデルの「MRG-G1000」と同様のGPS電波受信機能と標準電波受信機能を併せ持つ最先端の時刻取得システム、2都市の時刻を同時に表示する「Dual Dial World Time」などスペックも充実している。

限定300本での販売であるため、10時位置のメタルプレートや裏蓋にはシリアルナンバーなどが施されている。さらに手作業であるため、1本1本仕上げが異なっている点も興味深い。まさしくコレクターズアイテムにふさわしい内容なのである。

text:Tsuneyuki Tokano