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ベルギーの名門レーベル、R&Sなどから作品を発表してきたNobhiko'Ebizo'Tanumaと、Joe Claussell主宰Natural Resourceなどから作品を発表してきたKuniyuki Takahashi。その二人が始動したインプロビゼーション・バンド・プロジェクト、Wavesが1stアルバム『Encounter』をリリースした。

Wavesの二人に加え、日本のクラブ・ジャズ界のパイオニア、SOIL&"PIMP"SESIONSのみどりんをドラムに、また、デトロイト・テクノやフュージョンなど、多様な音楽背景を持つIan O'brienをギターに迎え、制作された本作。本作では、参加アーティスト全員に共通する音楽的背景であるジャズの重要なファクター、インプロビゼーションを軸に、ジャズ、ハウス、テクノ、ヒップホップなど、幅広い音楽スタイルのビートを用いたサウンドが展開されている。

軽やかなドラム、太く疾走感のあるベース、浮遊感のあるシンセサイザーが絶妙に重なり合うハウス・トラック"Heatbeat"や、叙情的なピアノの旋律と優しく鳴り響くシンバルの音が絡み合うチル・アウト・トラック"Echo"など、全8曲を収録。いずれのトラックも、聴く者を陶酔へと誘うような、心地良いサウンドスケープが広がる。

なおWavesは、本作の発表を機に全国でのライブ活動も展開していく予定。今後の活躍にも期待が膨らむ。

Text:honeyee.com