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BACHLOGICといえば、SEEDAやPSGらアンダーグラウンドなヒップホップアーティストから、加藤ミリヤや西野カナ、EXILEといったメジャーアーティストまで幅広くプロデュースを手がける、現在のHIP HOP/R&Bシーンで最も注目を集めている鬼才プロデューサーだ。その圧倒的なクオリティのトラックは、JAY-Zやカニエ・ウエストらトップアーティスト達からも賞賛を受け、国内外問わず多くのファンを獲得している。
シーンに対して圧倒的な影響力を持つにも関わらず、これまでほとんどメディアに露出せず、列を成すアーティスト達からのプロデュース依頼にマイペースに応えてきたが、2012年、自身が主宰するレーベル"ONE YEAR WAR MUSIC"の正式始動と共に、遂に自らシーンに一石を投じようとしている。
そして、そのレーベル第一弾アーティストが若干23歳のニュータイプ・ラッパー、SALUだ。既に発売されている「TAKING A NAP」や、本日1月25日(水)発売の「THE GIRL ON A BOARD feat. 鋼田テフロン」では、癖のある声質とLIL WAYNEに強く影響を受けたであろうフロー、社会性の強いリリックで、そのフレッシュな才能をいかんなく発揮している。また、過去にサカナクションや相対性理論なども選出された、iTunes Japan Sound of 2012にもヒップホップアーティストとして唯一ノミネートされるという快挙を成し遂げた。
近年、S.L.A.C.KやRAU DEF、QN(SIMI LAB)といった若手ラッパーの台頭が著しいが、そのどれとも全く異なる個性。BACHLOGICのトラックと相まって、これまでのジャパニーズヒップホップにはなかった壮大なスケール感が表現されている。フルアルバムの発売は2012年3月だが、その前にこの新たな才能と、BACHLOGICが踏み出す新たな第一歩を、是非ともチェックしてほしい。
text: yk
「THE GIRL ON A BOARD feat.鋼田テフロン」
ONE YEAR WAR MUSIC
200円
発売中
iTunes
「TAKING A NAP」
LEXINGTON Co., Ltd
150円
発売中
iTunes