honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

国内テクノ／ハウスシーンの重要人物であり、世界中のクラブやビッグフェスティバルにもラインナップされるなど、耳の肥えたエレクトロニックミュージックフリークから絶大な支持を得るDJ・プロデューサーのDJ SODEYAMA。自身が主宰するレーベルARPA RECORDSからリリースした作品はSVEN VATH、RICHIE HAWTIN、JOSH WINK、DUBFIREをはじめとしたトップDJ達にプレイされるなど、世界水準で高い評価を得る数少ない日本人アーティストの一人だ。

そしてこの度、DJ SODEYAMA名義としては実に8年ぶり(LO:BLOC、THE PEOPLE IN FOGといった名義でも作品を発表)となるアルバム『TWELVE PROCESSING』のリリースが決定。緻密に作り込まれたサウンドと、海外アーティストにも全く引けを取らないダイナミクス、グルーヴ感が同居する、まさにDJ SODEYAMAならではのオリジナリティが溢れる今作。一切の無駄を省いたディープでありながらもどこか多幸感を感じさせ、その音数からは想像もできない壮大なサウンドスケープが広がっている。

全編を通してストイックなまでに一貫されたその美学は、DJ SODEYAMAの長きに渡るキャリアと経験、そして音楽への探究心に裏付けられたものに他ならず、巷に溢れるDJツールとしてのトラックを集めただけのアルバムとは一線も二線も画する、"音楽家"・DJ SODEYAMAの作品として確立されている。

なお、今作にはDJ SODEYAMAの盟友KYOKA、MERGRIMによるリミックスが収録されているが、来年ARPA RECORDSからシングルカットとしてリリースされるレコードには、某海外アーティストによるリミックスが収録されるとのことなので、今後の続報をお楽しみに。

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