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「代官山フォトフェア」

「代官山フォトフェア」

日本の写真集史を辿る。
展示・販売・トークイベント。

16 9/28 UPDATE

タカ・イシイギャラリーやマックといった、アートフォト、アートブック界を牽引するギャラリー、書店、出版社が集い、選び抜いた作品を展示・販売する「代官山フォトフェア」。今年で第三回目となる同フェアが、9月30日(金)から10月2日(日)まで、代官山ヒルサイドテラスにて開催される。

軸となるのは、戦後、独自に発展してきた日本の写真集を紹介する「The Photobook」展。メディア、デザイン、印刷技術、出版社というキーワードごとに、日本の写真史の中で重要な作品を網羅的に展示する。また、今回のイベントにあわせて、川田喜久治がキャリアの最初期に撮影した作品を集めた「遠い場所の記憶:1951-1966」、荒木経惟が2014年にカルティエ現代美術財団創立30周年プログラムのために撮影した1250枚にも及ぶスライドショーの中から20点をセレクトした「非日記(Non-Diary Diary)」限定エディションという2冊の写真集が刊行・販売される。

期間中には、様々なゲストが登壇するトークイベントを数多く開催。写真家の高橋恭司と美術史家の伊藤俊治の対談や、同じく写真家の横田大輔、小林健太と編集者の後藤繁雄のクロストークといったように、日本の写真界で活躍する重要人物が集結する。さらに、カリフォルニアのJ・ポール・ゲティ美術館のキュレーターと写真家の志賀理江子、ニューヨーク公共図書館アリシエート・ディレクターと写真史家の金子隆一の対談も予定。過去から現在までに至る日本の写真表現の魅力に触れられる、刺激的な3日間だ。

text: Ryu Nakaoka

「代官山フォトフェア」
会期:9月30日(金)〜10月2日(日)
時間:11:00〜21:00
*最終日は11:00〜17:00
会場:代官山ヒルサイドフォーラム、ヒルサイドプラザ、アネックスA棟
東京都渋谷区猿楽町18-8
入場料:一般1,500円/学生: 1,000円
主催:一般社団法人日本芸術写真協会

fapa.jp/fair-2016