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『はじめての編集』、『物欲なき世界』といった著書で知られる編集者の菅付雅信が、新著『写真の新しい自由』を10月11日（火）に刊行する。雑誌『コマーシャル・フォト』での連載「流行写真通信」と、同誌で年に4、5回手がけている写真家特集「Photograohers Now」の記事を抜粋し、大幅に加筆修正を加えた内容となる。

篠山紀信、梅佳代、奥山由之、マリオ・ソレンティ、ライアン・マッギンレーといった、国内外のトップフォトグラファー総勢150名への取材を経て、著者が2010年代の国際的な写真界の動向と、これからの可能性を解説した本書。「トップ写真家のギャラはいくらなのか？」、「写真におけるわいせつとは何か？」、「iPhoneやドローン時代のプロ写真家のサバイバル術とは？」といった、現代の写真を取り巻く状況への疑問に対して、クリアカットに回答していく、現代の写真の世界へのガイドブックだ。表紙に「新しい写真、それは世界を新しく見つめ直す方法だ」と記載されているように、本書には著者が写真に対して抱く希望と愛が凝縮されている。

また、菅付雅信は、同書の刊行にあわせて、10月15日（土）、16日（日）の2日間で全3回の「写真の新しい自由：連続トーク」を開催。青山ブックセンター本店に奥山由之、レスリー・キー、上田義彦をゲストに招き、それぞれの写真術に迫る。『写真の新しい自由』をより深く味わう上で必聴のトークショーだ。

text: Ryu Nakaoka