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渋谷慶一郎主宰、ATAKに所属。また自身でもレーベル、portを主宰するサウンドアーティスト、evala（エバラ）。これまでに、尖鋭的な電子音楽作品を数多く発表。2006年にリリースした初のソロアルバム『initial』では、フィールドレコーディングを加工・編集し作りだした、強靭かつ繊細なサウンドを世に送り出し、同アルバムは「日本の音響作品の最前線」と評され、話題を呼んだ。

そのevalaが2カ月連続でフルアルバムをリリース。3月3日にリリースされる第1弾『ttm studies 08』は、進化的アルゴリズム／複雑系の理論によるデータから生成された「構造を持った音色」を巧みにコンポジションした、メカニカルかつ有機的なリズムサウンドが収められている。また、4月28日にリリースされる第2弾『acoustic bend』には、長期にわたり採集したフィールドレコーディング音源を加工・編集し作り出した、無数の音が生々しくふるえる、立体的で高密度な音響作が収められている。

いずれも先端音楽の新たなパラダイムを示す、革新的な作品である。

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