10 5/18 UPDATE
音楽制作の環境や技術が発達し、また世界へ向けて手軽に自身の制作曲を発信出来る現在のミュージック・シーンでは才能溢れる若手アーティストが一躍、シーンのトップに躍り出ることがある。近年のダンスミュージック・シーンで言えばSurkinやBrodinskiなどがその好例だが、日本人の中にも卓越した実力とダンスミュージック・シーンにおける幅広いコネクションを武器に活躍するブライテスト・ホープがいる。それが今回紹介するモダンハウスのDJ/プロデューサーYOSAである。
プログレッシブ・ハウス界の人気アーティストGuy Gerber主宰のSupplementalレーベルのコンピに収録された曲"Mahogany"がSteve BugやJosh Winkなど、ダンスミュージック・シーンのトップ・アーティストから高く評価され(この時わずか20歳)、また最近では独Dirt Crew Recordingsからリリースされた"Margaret"がThe RaptureやDelphicなどのプロデュースを手掛けるEwan PearsonのミックスCDに収録されるなど、ダンスミュージック・シーンの様々な重要人物からプロップスを得て、今後のより一層の活躍を期待させるYOSA。
そのYOSAが老舗クラブ・ジャズ・レーベルCompost Recordsのサブ・レーベルであるDrumpoet Communityから最新作『ROUGH&TOUGH EP』をリリースした。
本EPに収録されたのは、Lil Louisを彷彿とさせるシンセ・コードとファンキーなベースが特徴的なフロアキラー"Rough Jam"、クラシカルなオルガンと煌めくシンセでビルドアップしていくアーリー・シカゴ・ハウス"Tough Enough"、そしてMarvin Gaye "I Want You"ネタ使いのアフロ・ハウス"Rough Trade"の全3曲。本EPの収録曲は既にGilles Peterson、Laurent Garnier、Luciano、Josh Winkなどのビッグネームからも高い評価を得ている。
なお、Compost Recordsから人気クラブ・ジャズ・ユニットEddy Meets Yannahや、Marsmobilのリミックス・ワークもリリース予定。今後の活躍に期待が膨らむ。
Text:honeyee.com
YOSA『ROUGH&TOUGH EP』
レーベル:Drumpoet Community
フォーマット:12″EP
発売中
Beatport、iTunes Music Storeなどの音楽配信サービスでも随時配信予定