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今年5月19日、ニューヨーク市内の病院にて死去したコーデノロジスト（芸術、哲学、科学の総合に向かい、その実践を推し進める創造家）荒川修作。1961年に渡米した後、パートナーのマドリン・ギンスと共に、「REVERSIBLE DESTINY=天命反転=死なないために」をテーマに、美術、哲学思想、科学、建築の分野を縦横無尽に横断しながら制作活動を続けてきた荒川。

その荒川がニューヨークに拠点を移す前に制作した立体作品の数々、通称「棺桶シリーズ」が大阪・国立国際美術館で開催中の『死なないための葬送............荒川修作初期作品展』で展示されている。

今回、同展覧会の関連企画として、音楽家、渋谷慶一郎が自身に大きな影響を与えた荒川修作の『死なないための葬送』展のために書き下ろした作品『死なないための葬送曲』を、6月12日（土）に展覧会場である国立国際美術館にて初演。今回のコンサートでは、20点の「棺桶シリーズ」作品を前に、渋谷が『死なないための葬送曲』を演奏する。

既に前売り券は定員に達したものの、当日券もあり。荒川の初期作品、そして渋谷の音楽と共に、死という宿命を見つめることが出来る貴重な機会となる。

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