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2008年にリリースしたデビューアルバム「フォー・エマ・フォーエバー・アゴー」が各メディア、批評家から大絶賛を受け、カルト的ヒットとなったボン・イヴェール。カニエ・ウエストからフィーチャリング・アーティストに抜擢されるなど、アーティストからも高い評価を得る彼らが、待望の2ndアルバムをリリースする。

自らの名前を冠した今回のアルバム「ボン・イヴェール」では前作からの流れを汲みつつも、より壮大で幻想的な世界観が表現されており、煌めくアコースティックギターの音色や美しくせつないファルセットボイスは、ホセ・ゴンザレスや、コールド・プレイ、ジェームス・ブレイクら生粋のシンガーソングライーター達との共鳴を感じさせる。また、それらとは全く別に牧歌的な神秘性を多分に秘めており、１曲目の"Perth"から最終曲"Beth/Rest"まで一切ぶれることのない唯一無二のボン・イヴェール・ワールドに心酔させられる。

既にニール・ヤングから共同制作のラブ・コールを受けているということからも、今後の本格的な大ブレイクは容易に予想できるが、確実に音楽史に刻まれるであろう今作「ボン・イヴェール」が、何よりその可能性を感じさせて止まないのだ。

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