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世界中で絶大な支持を得る北欧の歌姫、ビョーク。待望のニュー・アルバム「バイオフィリア」が9月にリリースされると公表されており、既にそれに先駆けたリード・トラック「コスモゴニー」、また「クリスタライン」がミシェル・ゴンドリー手がけるプロモーション・ビデオと共に公開されている。

「バイオフィリア」とはビョーク自らが楽器となり、宇宙と、音楽や自然、テクノロジーといった物理的力を融合させたマルチメディアプロジェクトである。音楽的構造と原子から宇宙までの自然現象にある関係性にインスパイアされ、アルバム、アプリ、ライブ、ドキュメンタリー、ウェブサイトといった５つのアウトプットで完結させるという、ビョークらしく奇天烈なまでにアカデミックな内容だ。

そして、この壮大なプロジェクトのアルティメットエディションとも呼ぶべき限定ボックスが完全受注制でリリースされる。漆塗りの木箱に2枚のCD、「バイオフィリア」プロジェクトのマニュアルブックレット、幾何学的なクロムメッキ製チューニング・フォーク(音叉)が挿入された、コンセプチュアルかつ豪華な内容で、フォークは収録されている楽曲のイメージと音階、スケールに基づいてデザイン、チューニングされているとのことだが、その詳細や使い方は同封されている使用マニュアルを参照してほしい。

オーダーした方のみに届けられるプレミアムなボックスセット、音楽の枠を飛び越えた、現代アート・ピースと言えるだろう。ビョークのオフィシャルサイト他、数サイトで8月12日までオーダー可能なので、お早めのチェックを。

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