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渋谷慶一郎が音楽を担当した映画「はじまりの記憶 杉本博司」 のサウンドトラック「ATAK018 Soundtrack for Memories of Origin Hiroshi Sugimoto Keiichiro Shibuya」が4月25日にリリースされる。
海外のオークションではその作品が数千万円で落札される現代美術家の杉本博司。2009年高松宮記念世界文化賞を含め国内外での受賞歴が示すように、世界的な評価を得ているのは周知の通り。その杉本に密着して制作されたドキュメンタリー映画「はじまりの記憶 杉本博司」が2012年3月に公開された。
「はじまりの記憶 杉本博司」は毎年ニューヨークで開催される世界最大のドキュメンタリー国際映画祭、エミー賞のアート番組部門ノミネート作品に選ばれるなど、海外でも注目を集めている作品。その映画のために渋谷慶一郎が制作したサウンドトラックは、作曲・演奏・レコーディングの全てを渋谷自身のスタジオで行った、限りなくソロアルバムに近い内容となっている。
またCDジャケットには杉本博司の代表作の一つ、ル・コルビジェのサヴォア邸を撮影した作品が登場。杉本の作品がCDのアートワークに登場するのは、U2の「No Line On The Horizon」以来とのこと。
ピアノ・ソロからピアノの多重録音までを縦横に行き来し、ピアノの可能性を更新した全く新しいピアノ・アルバムとして渋谷慶一郎の最新アルバムとも言える本作品に注目したい。
text: honeyee.com
発売日: 4月25日
定価: 2,400円[税込]
発売元: ATAK
問い合わせ: [email protected]