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映画監督、DJ、プロデューサーとして活躍するパリの人気アーティスト、PARA ONE。2006年にリリースされた1stアルバム「EPIPHANIE」、そしてDAFT PUNK 「PRIME TIME OF YOUR LIFE (PARA ONE REMIX)」は当時のシーンに衝撃を与え、その後は世界中をツアーしながらJUSTICE、BOYZ NOIZE、SURKINなどへのリミックスを行うほか、数多くのオリジナルEPをリリースしてきた。

そして、前作から実に6年の歳月を経て作り上げたのが今作、「PASSION」だ。リード・シングルとなる「LEAN ON ME」は既に、日本を舞台にしたプロモーション・ビデオも公開されており、ニュー・タイプのテクノ・バラードとも呼ぶべきパリの最先端サウンドを注ぎ込んだ楽曲で、世界中から多くの賞賛の声が挙がっている。

PARA ONEの盟友であり「LEAN ON ME」のボーカルを担当したTEKI LATEXいわく、50年後のラジオでかかっている曲という共通認識で作り上げたというこの楽曲は、まさにアルバム全体の世界観を如実に表しており、緻密にプログラミングされた未来的なシンセサウンドとアヴァンギャルドなビートを中心にしながらも、ヒップホップやR&Bの影響を強く感じさせる秀逸な作品となっている。

前述のDAFT PUNKやJUSTICE、SURKINなどフランチ・クラブシーンのアーティストは、ここ日本でも絶大な人気を誇っている。今年8月17日(金)のSONICMANIA2012への出演が決定しているPARA ONEもまた、今作「PASSION」のリリースを機に、これまでよりも更に広くその名を知らしめることになるだろう。

text: yk