honeyee.com｜Web Magazine「ハニカム」

アンダーグラウンドからメジャーまで、幅広い活躍を見せるトップ・プロデューサーBACHLOGICが主宰する次世代ヒップホップレーベルONE YEAR WAR MUSIC。第一弾アーティストであるSALUは、デビュー・アルバム「IN MY SHOES」やシングル「I GOTTA GO / ホームウェイ24号」を立て続けにリリースし、一躍シーンのトップ・アーティストに躍り出た。

そして、ONE YEAR WAR MUSICが次に手がけるのが日本人の母とメキシコ人の父を持つバイリンガル・ラッパー、AKLO。デビュー前はほぼ無名に等しかったSALUとは対照的に、既に多方面から絶大なプロップスを獲得しているAKLOは、インターネット上で配布したミックステープ(無料ダウンロード・アルバム)で名を上げた、恐らくは日本で最初のアーティストであり、デビュー前でありながら各メディアが絶賛、正式リリースが心待ちにされてきた。

待望のデビュー・アルバム「THE PACKAGE」に先駆け、９月までに3枚のシングルのリリースを予定しており、その第一弾が今作「RED PILL」。BACHLOGICが手がけた、まるで重戦車のようなファットなトラックにAKLOの変幻自在なラップ、メロディアスなフックが相まった、ジャパニーズ・ヒップホップシーンの未来を感じさせる秀逸な作品となっている。

最近では人気ネットラジオ｢BLOCK.FM｣において洋楽ヒップホップ専門番組"INSIDE OUT"のメインMCを勤める他、そのクールなルックスからファッション誌にも度々登場するなど、まさに次世代アイコンとしての地位を築き始めているAKLO。BACHLOGICという最高の後ろ盾を得て、万全な形でデビューの時を迎える。

text: yk