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これまでにSimian Mobile DiscoやKlaxons、Boys Noize、Hot Chipなどをゲストに迎え大好評を博してきたロンドンの人気パーティ"Bugged Out!"。2011年にFriendly Firesをセレクターに迎え、!K7とのコラボレーションでリリースした前作に続くミックス・シリーズ最新作に、インディー・ロックとダンス・ミュージックを融合させたパイオニア、Erol Alkanが登場する。

Franz FerdinandやDaft Punk、Justiceといったビッグネーム達へのリミックス提供やBoys Noizeとのユニット、またDJとしても世界中のビッグフェスティバル、国内ではFuji Rock Festivalなどに度々出演するなど、絶大な人気を誇るカリスマDJ / プロデューサーによる最新作。シングル・オンリーでリリースされ、今回初めてCD化される楽曲や、Erol Alkan自ら手がけたリワークなど、この作品でしか聴くことのできない音源が多数収録されている。

Ron HardyやJimmy Edgar、Scuba、Agoria feat. Carl Craig、Robert WyattのNathan Fakeによるリミックスなど、トラックリストを一目見ただけでも十分に想像することができるように、Erolらしいジャンルを自由自在に横断したクロスオーバーなミックスながら、作品として一本芯の通った統一感を感じさせるさすがの手腕が発揮されている。

ミックス作品である"Bugged Out" MixとErolがコンパイルした楽曲集"Bugged In"SelectionのCD2毎組、全38曲収録という大ヴォリュームな内容。かつてのエレクトロ・ムーブメントの立役者の一人として活躍した彼が、更なる追求をした先に辿り着いた"今のサウンド"が詰まった本作に要注目だ。

text: yk